お知らせ

2008/4/26

 

「舞踊と“ジャポニスム”:貞奴からピナ・バウシュまで」

日 時: 平成20年6月7日(土) 14:00〜18:30
場 所:  日本大学芸術学部・江古田校舎・E-302教室
〒176−8525 東京都練馬区旭丘2−42−1
西武池袋線江古田駅北口徒歩3分
入場無料 あらかじめの参加申し込みは不要
   
主 催:  日本大学芸術学部芸術研究所
文部科学省オープン・リサーチ・センター整備事業NANAプロジェクト
後 援 舞踊学会/日本演劇学会/ジャポニスム学会/(社)日英協会/ブリティッシュ・カウンシル
お問合せ: NANA研究室(担当:牛田・宮下)
03−5995−8099(直通) info@orc-nana.jp
http://www.orc-nana.jp

司会:尼ヶ崎 彬(学習院女子大学国際文化交流学部教授:主な研究者)
コーディネーター:貫 成人(専修大学文学部教授:主な研究者)
14:00−14:10 開会の辞
野田 慶人(日本大学芸術学部長)
14:10−14:55 「ロンドンの《日本》−1900年の貞奴」
植月 恵一郎(日本大学芸術学部教授:主な研究者)
<休憩5分>
15:00−16:30 「マダム貞奴−日本のサラ・ベルナール」
レズリー・ダウナー(ノンフィクション作家)
<休憩15分>
16:45−17:30  「奴から貞奴へ−日本から見た欧米漫遊の顛末」
法月 敏彦(玉川大学芸術学部教授)
<休憩5分>
17:35−18:20 「“ジャポニスム”の変貌−貞奴とピナ・バウシュをめぐって」
貫 成人
18:20−18:30 閉会の辞
煖エ 幸次(日本大学芸術学部芸術研究所長)

【開催の趣旨】
文化的事象を,日本と欧米とのかかわりから論じようとするとき避けて通れないのがジャポニスム,若しくはオリエンタリズムであり,舞踊もまたその例外ではない。
ジャポニスムとは,19世紀半ば以降,欧米に広まり,ゴッホなどの画家,ボードレールなどの作家,プッチーニやギルバート&サリバンなどの音楽家等に影響を与えた文化現象だが,同時に,欧米人から見れば「異国」である“日本”に関するステレオタイプ的表象を生み出す「オリエンタリズム」(エドワード・サイード)の一亜種でもあり,「ポスト・コロニアリズム」(トリン・T・ミンハ,ガヤトリ・スピヴァックなど)による批判対象ともなる。
こうしたジャポニスムは,舞踊との関連でどのような表象を生み,あるいは影響を与えたのだろう。本公開講座では,国内の専門家のほか,イギリスから『マダム貞奴−世界に舞った芸者』の著者でもあるレズリー・ダウナー氏をお招きし,舞踊におけるジャポニスムの嚆矢とも言える貞奴と,そのほぼ百年後に日本に取材した作品(『天地』2004年)を発表したピナ・バウシュをめぐって,舞踊とジャポニスムの関連を描く。具体的には,貞奴のロンドン公演の影響とコロニアリズム的背景,並びにそれを準備した文脈,更に,日本における貞奴の活動とその顛末,一方,貞奴の衝撃が残ったドイツにおけるジャポニスムの現状について論じる予定である。

【ORCNANAプロジェクトとは】
日本大学芸術学部が選定された,文部科学省オープン・リサーチ・センター整備事業の研究プロジェクト「日本舞踊の教育システムの文理融合型基盤研究並びにアジアの伝統舞踊との比較研究」です。
本プロジェクトの略称は,日本大学芸術学部(NUArt),および日本舞踊とアジアの伝統舞踊(Nichibu & Asian dance)の頭文字をとって“NANA”とします。
学外の幅広い人材を受け入れて多角的に研究するORCNANAでは,人間の動きを多方面からカメラで捉え,コンピュータで画像処理し,その動きを3次元で表示できるモーションキャプチャ装置により,日本舞踊やアジアの伝統舞踊を計測して,それらの教育や研究と,発展・交流のために資することを目的としています。

本公開講座を担当したORCNANAプロジェクト・メンバー
丸茂美惠子(日本大学芸術学部教授:研究代表者)
植月恵一郎(日本大学芸術学部教授:主な研究者)
尼ヶ崎 彬(学習院女子大学国際文化交流学部教授:主な研究者)
貫  成人(専修大学文学部教授:主な研究者)
木村 政司(日本大学芸術学部教授:研究協力者)
千早 正美(日本大学芸術学部教授:研究協力者)
出羽  尚(日本大学芸術学部ポスト・ドクター)
牛田あや美(日本大学芸術学部ポスト・ドクター)
渡沼 玲史(日本大学芸術学部ポスト・ドクター)


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